フェルメール〜久々の長文だ〜〜〜
フェルメール牛乳を注ぐ女を観に国立新美術館へ足を運びました
フェルメールなんて一生に何度見れるか分らないと思い
その1枚が見られれば十分と思って行きましたが
まずヤン・ステーンをはじめとするオランダの風俗画に圧倒されました
アホみたいな感想ですが絵がうまい!
例えば印象画(一応ですが私は印象派も大好きなんですよ)の絵は
「テーブルの上にリンゴとティーポットが置いてあるなぁ」と思って近ずくと
点がいっぱい!に見えるのですがこの時代のオランダの画家の技法は
細部のディティールまでこだわって書いてあって
写実的というのでしょうか写真の様に(ピントの概念が無い分写真以上に?)
精密に しかももの凄い量の情報が正確に描かれていました
しかもその情景はモデルを置いてそれを忠実に描くという形ではなく
ありふれた動きのある日常生活の一瞬を切り取ったものでした
想像なのか記憶なのか分らないけどその絵に込められたエネルギーは
圧巻ともいえる素晴らしさでした

特に絵の中には魚が沢山出てきました
一瞬ヨーロッパの文化と市場の魚とが結びつかなかったのですが
私の薄々たる歴史の知識によるとオランダと言えば海洋文化が発達していた様な
確か17世紀には鎖国中の日本にも来ていたとか
ナポレオン(だったけか?)がオランダに侵攻するまでは
きっと独自な文化が根付いていたんだろうなぁ
なんて自分の歴史に対する無学を恨みつつもワクワクが高まりました

ちなみにこの時考えていたのは
確か徳川幕府のお目付役(みたいなやつ)でオランダ人がいた気がしますが
その人って三浦按針じゃないよなぁ〜
按針さんはイギリス人だっけか〜?
みたいな事でした

でいよいよ「牛乳を注ぐ女」のコーナーへ
たった1枚がスペースの奥に恭しく飾られ
一目見て…

今まで観てきた他の絵とは違って
鮮やかな色使いとシンプルな構図
私は絵の専門的な事はまるで解りませんが
右側1/4程のただの白い壁
左側の窓とパンの置かれた机
その全てが中央の女性を引き立たせる為に置かれている様に思いました

解説を見ていると完璧な1点投射の中にその法則を無視して置かれたテーブルの角度
論理的な技法とそれを無視する直感の全てが調和している様に思いました

その他の絵は文化でありメチャクチャ上手な絵
フェルメールの1枚はその中に置いて唯一至高の芸術
という印象でした

この感覚は素晴らしく完成した音楽を聴いた時に似ています
全てが論理的でありそれを超えるエネルギーを持っていて
それを調和させる為にセオリーを無視したものがほんの少し入っている

それに比べると私の編曲などはまだまだ音の羅列だなぁ…
まだまだ勉強!
だがしかし!凡人は努力で天才にはなれないのだ!
しかも私は無精者だ!!
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by modern-blue | 2007-11-28 23:00 | 私事
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